小さな贈り物

日記

2023.12.10(日)
「小さな贈り物」

ミネストローネで朝ごパン。

お昼はささみの竜田揚げ、どーん弁当。

我が子たちも甥や姪も大きくなって、本屋さんで絵本を選ぶという機会は随分と減ってしまった。
それでも、ロングセラーと新しい作品が並ぶ売場は、とても楽しいのでつい寄ってしまう。

今日、絵本コーナーに立ち寄ったのは、何処かの誰かのために。
ブックサンタに参加したいと思い、記念すべき第一冊目を何にしようかと悩んだ結果、
京都にもゆかりがあり、クリスマスイブが命日の、安野光雅さんの『ふしぎなえ』に。

私の子ども時代、図書館にも公民館の図書室にも、学校の図書室にも散々お世話になった。
けれどやっぱり、手元にあって何度も何度も繰り返し読んだ本の記憶というのは何か、体の一部のような気がする。

私にとってのそんな一冊が、
『ふしぎなえ』。
ここからエッシャーにたどり着くことにもなる。
私の手元にあるのは1980年の第20刷、お値段380円。

今見ていても、飽きません。

紙の本が売れないというけれど、
大型書店のレジには長い列が出来ていた。
あの人もその人も、本を買うのだなあ、などと思いながら並ぶ時間もまた善き。

何処か誰かの、心に留まる一冊になれば幸いです。

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